【セミナー報告】2024年9月26日にGPAJオンラインセミナー「スーダン:現状と開発パートナーによる取り組み」を開催しました。(26/09/2024)

【セミナー報告】2024年9月26日にGPAJオンラインセミナー「スーダン:現状と開発パートナーによる取り組み」を開催しました。

スーダンでは2023年4月に軍事衝突が発生して以来、17ヶ月が経ちますが、依然紛争は継続し、人々の生活状況は一層困難になっています。本セミナーでは石原陽一郎氏(世界銀行スーダン所長)と久保英士氏(JICAスーダン事務所長)より、スーダンの現状とそれぞれの機関の活動状況について説明があった後、参加者とともにディスカッションを行いました。

石原氏からは、現在の情勢下で世銀がいかなる取り組みを行っているかについて説明がありました。石原氏は、国連の諸機関やNGO等との連携を通じた支援の概要や、近隣諸国での支援の内容につき説明がなされました。

 

久保氏からは、現在のスーダンの人道危機の状況、特に紛争、避難民、飢きんや洪水等の状況について説明があった後、JICAのスーダン国内での活動状況や、近隣国や日本での支援内容につき説明がなされました。

 

両名のプレゼンテーションの後、活発な議論が参加者とともに行われました。ディスカッションでは、それぞれの機関の安全確保対策、スカラーシップなどの人材育成支援、停戦と復興に向けた政治プロセスの見通し、石油パイプラインの運営状況など、様々なイシューについて討議がなされました。本セッションは、スーダンの停戦と平和、復興に向けてさらに国際社会の関心を喚起し、支援を行うことの必要性について認識がなされ、締め括られました。(26/09/2024)

 

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